【お題】意味がわかると怖い話をしよう【夏休み企画】
こんにちは、言ノ葉屋・黒猫堂のDaichi.Kです。
今週のはてなブログのお題は「夏休み」ということで、僕の夏休みについての記事を書こう!
…….と、思ったのですがWebライターには夏休みとか関係ないですし、僕の夏休みの過ごし方とか書いても誰も興味ないでしょうから、今日は夏らしい怖い話をしてみようかなと。
ちなみにコピーしてきたのではなく、ストーリーはDaichi.Kオリジナルです。
似たようなものが既出している可能性もありますが、ご了承ください。
★トンネル
夏休みを利用し、飛行機に乗って仲良い三人で遠くまで旅行に来ている。レンタカーを借りて観光スポットを巡ったあと、日も暮れそうなので予約していたホテルに向かっていた時の話だ。
山道を走っていたら、急にレンタカーがエンジントラブル。最悪だ、ついてない。レンタカーのお店に電話しようとしてみたけど、山奥だから携帯もみんな圏外だった。
目の前には夕暮れの光を吸い込むように真っ暗で長いトンネルがある、そしてトンネルの少し手前に「ガソリンスタンド→この先、1キロ」と書かれた看板が立っていた。
トンネルを抜ければガソリンスタンドがあるようで、僕らは三人でトンネルを抜けなくてはならなくなった。
ただ、日も暮れそうな時間帯の暗いトンネルは最悪に怖い。しかも照明もない、本当の暗闇のトンネルだから最悪である。
恥ずかしながら男三人が手を繋ぎあって、トンネルの中を歩き始めた。
「本当に1キロ先にガソリンスタンドあるのかな」
「どうだろうね、なかったら最悪だ」
「わからないけど、行くしかないよね」
「…しかしトンネルって暗くて怖いよな、何か出てきそうだ」
「うん」
「やめろよ、そんな事言うなって」
「そうだよやめてよ、怖いだろ」
そのあと15分くらい歩いてトンネルを無事に抜けることができた。
ガソリンスタンドは営業中、なんとか助けてもらうことができたけど、チェックインには少し遅れてしまった。まあ何事もなくてよかったけどさ。
★シニアという言葉
「おじいちゃん、"シニア"。」
まだ小学生になったばかりの娘がテレビで「シニア割引」という言葉を聞いてシニアって何?と聞いてきた。
ママは同じ部屋の中で新聞を読んでいた祖父を指差して「おじいちゃん=シニア」だということをゆっくりした口調で教えていた。
「……じいじ?」
「そう、おじいちゃん、シニア」
ゆっくりゆっくりとした言い方で、シニアの言葉の意味を伝える。この年頃はいろんなことに興味を持つからたくさんの事を学んで欲しいと思っていた。
そして次の日の朝、二階の寝室から僕とママが降りてきたら、一階のトイレの前で祖父が包丁で刺されて倒れていた。
そして、返り血を浴びた娘が立っていたのだ。
「な、何してるんだ!!何があったんだ!」
「え?だって……」
「ママがじいじに向かって、死にやって言ってたから、お手伝いしただけだもん。」
★最後に
いかがでしたでしょうか……。
実は僕はかなり怖がりで、こういう話は無理な人なのですが、ついつい「意味がわかると怖い話」は調べてしまうんです。
なんか暗闇から突然「ばーん!」と怖い顔が出てきたり、大きな音がする系の怖い映像は無理ですけど、意味がわかると怖い話はいったん急なビビり要素はないので安心して読めます。
わかった時の「…………あーーー!!!」という感覚は怖いながらクセになります。
ちなみに二つ目は答えを本文で言ってますけど、一つ目のどこが怖いポイントだったのかわかった人はコメント欄に書き込んでみてくださいね!
ではでは、今日はこの辺で。